高知県いの町清水上分

2021年04月10日


四国エリアの滝に戻る

Road Map :R194を清水上分でグリーンパークほどのに向かう道に入る。
Route Map:4つの滝を巡る最短距離と思い、西滝登山口をスタート地とする。
四国エリアの滝』 西滝、東滝はそれぞれ落差100mを遥かに超える滝であり、一部しか見ていないことになる。
仁淀ブルー観光協会のHPから
程野の滝は東から東滝、西滝、権現滝、大樽の滝と呼ばれている4滝を総称した名称。高さ50m〜100mにも及ぶ絶壁を駆け下る4つの滝は、周辺に遊歩道や展望台も整備されている。 麓にあるグリーンパークほどのにはバンガローやキャンプ場も。
程野の滝
  2時間もあれば周回出来るであろうと考えていたが、休息無しで歩いても5時間30分も掛かってしまった。 ただ単に読みが浅かっただけであるが、素晴らしい滝見には時間を掛ける値打ちは感じられた。 これで予定していた滝巡りを時間切れで中止することになってしまった。
展望台、森林公園に行って見る
  車に乗り、森林公園途中の展望台に行って見るが ”東滝”は樹木に隠れて何も見えなかった。 森林公園には広い駐車場から遊歩道入口があったが、駐車場から滝はまったく見えなかった。 もう歩きたくないので遊歩道には入らなかった。
'21年度の高知県の滝巡り
  アメガエリの滝 → 程野の滝 → にこ淵
程野の滝
  最近は交通費節約で近郊のこじんまりした滝巡りをしていたが、そろそろ雄大な滝を見たくなり、高知県の雄大な滝巡りに行く事にした。 仁淀ブルーを堪能したい思いもあった。
ほどののたき
大樽の滝
  権現滝
    西滝
    東滝
散策時間:5時間30分。 歩きながら食事し、休憩無しの時間。
西滝登山口には駐車場があるが、車3台分のスペースしか無い。
最低標高地は駐車場の600m、最高標高地は大樽滝の滝口800m。 周回の沿面距離は6,700m。
気温は低く天気最高、10時03分に遊歩道を歩き始める。
遊歩道なのでやさしい水平道を期待する。
今日は土曜日、”西滝遊歩道入口”の駐車場は3台分のスペースしかなく、
満車で停められないことを心配したが、幸い1台も来ていなかった。
まずは歩き易い水平道から始まる。
こんな道が続いてくれれば良いのだが・・・
遊歩道入口に立っていた案内板によると西の端の ”大樽の滝”までは1.6kmとなっていたが、遠いか近いかは遊歩道の状態で変わってしまうだろう。
”西滝”の下流部を渡渉する。 遊歩道としてはまったく整備されていなく、ペイントによる矢印も無かった。適当に右岸の遊歩道に向けて渡渉することになる。 今日の水量では登山靴でも問題無いだろう。
いつまでも水平道は続かず、アップダウンが増えて来る。
遊歩道と言うより登山道であるが、今の所は問題無しに歩けている。
遊歩道入口から19分にて 権現滝、大樽の滝と西滝、東滝の分岐に着く。
ここまではシルバーハイカーにとっては結構な登りであった。
地図で見ると、右も左もすごい絶壁であろうが、
樹木が茂り絶壁をトラバースしている感はまったくない。
この分岐から ”東滝渓谷”まで1.34kmと書かれていたが、
この時点では”東滝”ではなく、”東滝渓谷”なのが判らなかった。
まずは ”権現滝”、”大樽の滝”に向かい、この分岐に戻って来る予定。
時折出て来る水平道では歩きながらの休憩が出来た。
遊歩道と言えない個所も出て来るが、今のところ、通行困難な個所は無かった。
樹木が茂り左右の状況が判らないが、
すごい絶壁をトラバースしていると思われる。
樹林の背丈の低い個所では展望が開けたが、ここでも絶壁感は味得なかった。
遊歩道入口から39分、分岐から20分で段瀑である ”権現滝”に着く。 今日の水量は少な目か?
程野の滝は遥か上流まで断続的続いているので、落差では語れないものと思われる。
上流部、下流部には断続的に滝が続いているものと思われるが、
確認するすべがない。
水量が多過ぎても困るが、もう少し水量が欲しいところだった。
渡渉を終えると道標だけは、しっかりと立っていた。
”権現滝”の渡渉も ”西滝下流部”の渡渉と同じ、何の目印も無く、
右岸に続く遊歩道に向けて、適当に大岩を越えて行くだけだった。
小さな登り下りが続いて行く。
もう遊歩道とは呼べず、荒れた登山道となってくる。
岩の上から落下したアンテナなのか?
岩の上から同軸ケーブルがぶら下がっていた。
一見、水平道であるが、道が傾いた斜面となっており、歩く難かった。
まだ滝音はまったく聞こえない。
道標には滝までの距離を書いて欲しかった。
登山道として見ても、危なっかしい個所が多くなってくる。
相変わらずに道標だけはしっかり立っていた。
遊歩道入口から1時間13分にて、”大樽の滝”の滝壺側に下る分岐に着く。
まずは滝口を見たいので、道をそのまま進んでみる。
ここのちょっとしたピークを越えると滝音が聞こえて来た。
滝口へは少し下る必要があった。
”大樽の滝”の滝口からの上流部に出る。
ここからは更に上流部の滝は見当たらなかった。
ゆっくりと沢登りを楽しみたい雰囲気であった。
滝口のへりが見えたが、沢に水深があり、滝口から覗き込むのは止めておく。
怖がりなので ”やれば出来る!”ではなく、”無理はしない!”の方針である。
分岐点に戻り、滝壺を目指して下って行く。
滝口への寄り道をして1時間30分にて滝巾の広い段瀑である ”大樽の滝”に着く。
程野の滝全体に言えることではあるが、落差に付いては、まともな値が決められていない様である。
時間帯が悪かったのか? 滝の半分が陰ってしまったのは残念である。
仁淀ブルーではないが、沢水の綺麗なのは特筆ものである。
”権現滝”と同じく、水量は少な目に感じたが、ここんところの晴天続き
ではしょうがない感じではある。 まあ、多過ぎるよりは良かったのでは。
”大樽の滝”の下流部にも大きな滝がある雰囲気で滝口近くまで行って見る。
ここでもストッパーが働いて ”無理はしない!”精神を守る。
分岐点〜西滝〜東滝渓谷〜東滝滝壺
2時間22分にて ”大樽の滝”から分岐点まで引き返して、”西滝”へ向かう遊歩道に入る。
分岐点からひと登りすると、比較的歩き易い平坦な道となり、
歩きながらパンを食べて昼飯とする。
右も左も凄い絶壁なのは想像出来るが、実際に感じる所はなかった。
途中にやばい造りの ”西滝展望所”があったので寄ってみる。
道標はしっかり整備されており助かるが、距離表示なので時間が読めない。
この後 ”西滝”の滝壺に行くのであるが、
この写真のどこの辺りの滝壺なのか知りたい所である。
予想はあるが、断定が出来ない。
展望所から見た ”西滝”は下流部が樹木で隠れてしまっているが、
ひとこと ”すごい!”であった。
”西滝”に対して何段瀑だとか、落差は幾らとかは語れないのが判った。
雨が降れば滝になるのかも知れない。
”絶壁をトラバースしている。”を感じられる所に出た。
落石の音がしたので、びくびく通り抜ける。
”西滝”の滝壺の左岸部に道標が見えたので、ここを渡渉するのだろう。
渓谷に向けて下って行くと2時間34分で ”西滝”の一郭に着いた。
先程 ”展望所”から ”西滝”を見ているので、
これは ”西滝”のほんの一部だと言うことは判る。
滝壺は無く、滝水は直接、大きな岩に落ちていた。
今のところ、快適な遊歩道が続いている。
”西滝”の滝壺を渡渉して左岸の遊歩道に入る。
樹木の生えない大きな岩があると、絶壁感が少し判る。
自然に出来た階段道なのか、人の手で積まれた
階段道なのかはっきりしない階段を登る。
深い谷を渡る立派な橋が出て来た。 これぞ、遊歩道を感じる。
この谷の左側(上流側)に落差のある滝が流れ落ちていた。
”程野の滝群”では、この規模の滝でも無名滝扱いなのだ。
”無名滝の動画。”
落石が怖い岩壁の下を通過する。
岩壁の窪みに小さなお宮が祀ってあった。
荒神様と呼ばれているらしい。
この橋は大丈夫であったが、次の橋は落石で大きく凹んでいた。
鉄橋が出て来ると、強度を確認しながら通過する。
どこが最頂部か見えない程の絶壁が続いていた。
3時間30分にて ”森林公園”と ”東滝渓谷”の分岐に着く。
”森林公園”には林道からの駐車場があるらしい。
分岐から沢に向けて下って行くと、残念でした! ここは ”東滝”ではなく、
”東滝”の滝口である ”東滝渓谷”だったのである。 そう言えば道標にはそう書いてあった。
これまでの渡渉とは違い ”東滝渓谷”の渡渉は登山靴では中々困難そうであった。
渓谷を少し下れば ”東滝”の滝口となるが、ここでもポリシー通りに
”無理はしない!”で終わらせておく。
遊歩道に歩行困難な所は無く、順調に ”東滝”に近付いて行く。
左岸の遊歩道を ”東滝渓谷”に沿って下って行く。
樹木、薮が濃くて ”東滝”は見えていない。
遊歩道の下り途中から ”東滝”見えて来た。
見えているのは ”西滝”と同様に ”東滝”の一部を見ているだけである。
下流部の一部を見る。
一般的に ”東滝”とされている代表的な滝。
ヒョングリの様に大きく飛び出している滝姿が魅力的であった。
ここで右岸に渡渉して対岸の遊歩道に入る予定であったが、右岸の遊歩道が見付からない。
しかたなく、左岸の遊歩道に戻り下り続ける。(大きな計算違いだった。)
”西沢駐車場”は自分がスタートした地点のことだろうと思うが、
登り方向を指しており、引返せの意味に取れる。
ここからの引き返しは体力的に無理だと思われた。
左岸を少し下って行くと、再び ”東滝”に下りる道があったので入って見る。
遊歩道の下り途中から ”東滝”が見えて来た。 ”東滝”には個別には
滝名が付いておらず、全ての滝を ”東滝”として呼ぶしか呼び様がない。
沢(渓谷)に向けて遊歩道を下って行く。
こちらの ”東滝”も上部の滝とは雰囲気ががらりと変わり、魅力的な滝であった。
上部にも滝があり、滝壺がありそうに見えたが、見には行かなかった。
西滝、東滝の全ての滝に滝名を付けて欲しい所であるが、それには相当の観光力が要りそうだ。
ここにも右岸の遊歩道が見付からず(あったのか知れないが・・・)左岸の遊歩道に戻って、更に下り続ける。
竹が散乱する竹林の中ではあるが、赤いナビテープが出て来るので道には違いが
ないのだろう。 イノシシなのか、人間なのだろうか? タケノコを掘り起こした
跡が沢山見られた。
左岸側の遊歩道を下り続けるのは良かったのであるが、遊歩道はUターンする
様に上流側に向けて登り始めた。 自位置はどこなのか、この道で合っているの
か頭が混乱し始め、徘徊が心配になって来る。
3度目の ”東滝渓谷”に出た。 ここには大きな滝はなかった。
竹林を抜けると遊歩道らしくはなって来た。
後はどこに出る道なのかだけである。
右岸を見ると赤いナビテープが見えた。 ここで右岸に右岸に渡れるので一安心出来た。
渡渉個所から下流側を見ると、滝口らしきものが見えた。
渡渉個所から上流側を見るが、ここからは大きな滝は見られなかった。
右岸の遊歩道を歩き始めると、先程、滝口を見た滝を見ることが出来た。
やっかいな渡渉を終えて右岸から左岸のナビテープを見る。
”水車小屋”への道標が出て来て、これで自位置が判り、駐車場に戻れることが
確信出来た。 途中で民家の屋根が見えて来たので、斜面を下ってみると民家の
庭に出てしまった。 道路を歩いて駐車場に戻る。
荒れてはいるが、問題無く歩ける遊歩道が続いていた。
自位置はどこなのか、どこに向かっているのか判らずに歩いている。
5時間30分を要して車に戻ることが出来た。 屋根を修理している大工さん
から ”遅かったねー!”と声を掛けられた。 出発時を見ていたらしい。
”権現滝”の動画。
”大樽の滝”の動画。
”展望所”から見た ”西滝”の動画。
”西滝”の動画。
”東滝の動画-1。
”東滝の動画-2。